食は広州になかった

って、たどり着けなかっただけですけどね。

というわけで、今回の旅行語学学習記。まずは、広州編です。

今回はじめての中国南方航空。

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まあ、普通です。
今回、中国内乗継があるので、預けた荷物をどうするのか、カウンターで聞いたのですが、お姉さんもあまり分かっていないようで、あちこち聞きまくってくれました。
途中「私も行ったことないので」と言われたときには、んっと思いましたが、かわいいお姉さんなので許しました。
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これは、帰りのご飯ですが、広州までは、紙の箱ではなくて、そばが入っていたりして、日本の会社でも良く見るタイプ。
牛肉か豚肉かを選べました。中国語で聞かれて、最初は牛肉か鶏肉か聞かれたと思ったのですが、一瞬考えてたら英語で言い直されてしまい、正解はchickenではなく、pork。鸡肉jirouではなく猪肉zhurou。いきなりへこみます。
広州から大連は、今度は麺か米飯かを選べたのですが、これも一瞬詰まったら英語で言われてしまいました。中国語を使うためには瞬発力も必要です。
広州に飛行機が着陸したとき、みんないきなり荷物を降ろしだして、CAのお姉さんがすっ飛んできて「坐一下,坐,坐,坐一下」と叫んででいたのはちょっと笑えました。

さて、乗り継ぎ処理に時間がかかったのが広州編最大の問題でした。
荷物を預けようとしたときに、最初に行ったカウンターでは何かみんなで話していて、相手にされず。別のカウンターに行って、明日のですよと言って預けたら「9時」とやたら言っている。何が9時なんだと悩んでいたら、あっちのカウンターに行けと言われ、そちらに行くと、英語でホテルスタッフが来るから待ってろという。ホテル?なにやら紙を作っているので見せてもらうと、ホテルの予約票。ホテル予約してないよなと思い、英語でホテルは要らないというと、ではもう行ってよいといわれる。
で、荷物大丈夫かなと思いながら立ち去ったのですが、そこではっと気づきました。ホテルは酒店jiudian。9時もjiudian。最後が下がるか、下がって上がるかの違い。さらにへこみます。へこみながら歩いていたら、両替を忘れてしまい、地下鉄駅まで行ってから探す羽目になってしまい、また時間のロス。これが悔やまれます。
なんて、最初はむかむかしながら歩いていたのですが、考えてみたら、明日の荷物ということで、ホテルの気遣いをしてもらったんですよね。感謝した上で、丁重にお断りすべきなのに、訳の分からない対応をしていたと思うと、さらにがっかり。「こんなとき、四声の聞き取りができたら」とNHKテレビで中国語の長山さんだと気を失うところです。

地下鉄はきれいでしたね。
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切符は安っぽいプラスチックのメダルですが、ICチップ内臓。日本って、そういうところが進んでいるのか遅れているのか良く分からないところがありますね。過去の遺産に縛られがちというか。
電車の中はテレビ広告。流れている企業・商品が見慣れているものばかりで、ピザハット、ポカリスエット、ケンタッキー、IKEA、日清カップヌードル、アース殺虫剤、さらに漫画展の宣伝も日本で見たことあるような漫画ばかり。アースは向こうだと安速という名前のようですが、製品には「アース」とそのまま書かれていました。
そういえば、「の」という文字は結構使われていて、以前から良く見るのは「鮮の毎日C」という飲み物ですが、今回それ以外にもいくつかポスターで「の」の文字を見かけました。

さて、最初にご飯を食べようと思ったのですが、行くともう掃除をはじめつつある。そもそも、かなりの高級店の風情で、一人で入る度胸なかっただろうなという店でした。
ちなみに、そこまで行く途中の風景。
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いったんご飯はあきらめて、広州タワーへ。タクシーの運ちゃんは、もう時間間に合わないよ、というようなことを言ってくれてましたが、登れなくても見ようと思って、そのまま向かいます。
で、これです。
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ちょっと写りが悪くて、変態具合が分からないので、ビデオでどうぞ。横になっていて見にくいですけど・・・
http://www.youtube.com/watch?v=ARqTybUh3qE&feature=youtu.be
これは見られて良かったです。広州で二つだけよかったうちの一つ。
タワーは、川沿いに建っていて、派手な観光船が通っていたり、ライトアップもいろいろあって、この辺を探索するのが良かったのかなと思います。
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しかし、事前調査により、上下九路という繁華街があるということなので、そちらに向かいます。

地下鉄駅からちょっと離れているようですね。まだ体力はあるので、歩き回り、見つけました。
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しかし、お店がほとんど閉まっています。現地時間23時半。確かに昼はにぎわっていそうでしたが、想像するしかできませんでした。
ここから宛てのない旅が始まりました。一応、近くに大連でも予約していたHolidayInnがあったので、最悪は泊まるかと思いつつ、散歩散歩。
途中、腸粉の店があったので、広州初の食事。
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材料は小麦粉ですが、ヒダヒダ感が腸っぽいと言うことでこの名前のようです。
ただ、腸粉という名前よりも、拉肠の名前で探したほうが見つかりやすいと思います。
食感は湯葉のようでしたよ。ピータン粥もおいしかった。セットで、10元ほど。今回3万円が2141元でしたので、10元は140円。
これがもう一つの広州でよかったことです。ビールがあればさらによかったな~

あとは、正直歩き地獄。
道端では皆さん楽しそうに飲んでますが、なかなかその輪の中に入るのは厳しい。もう少しこぎれいな店ないかなと思ったのですが、結局見つかりませんでした。
HolidayInnの前にはややきれいな、若干怪しげなマッサージ屋。しかし、90分で300元以上。情報料としてなら良いかなとも思いましたが、日本語しゃべれる人はいないと。それだと90分で放り出されても困るなと思いパス。
そういえば来る途中にもう少し安い店があったなと思い、そこに向かおうとして、右往左往。そう言えばと思い立ち、電池切れを気にしながらGoogleMap+GPS。こいつには一生頭が上がらないなと思いながら、たどり着きました。「沐足」。読み方muzuも調べて突入。「沐足?」「沐足」「下班呢」。退散。

もうここには何もないとあきらめ、火车站に行くことにします。
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しかし、実は分かっていたことですが、駅に行ったからと言って何かあるわけではないです。
人はいっぱいいました。みんな上半身裸で寝てます。みんなじゃないですけど。
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というわけで、ファストフード店2件はしごで朝を待ちます。
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ケンタッキーの、酸豆浆。すっぱい豆乳かと思ったらすっぱくなかったです。ホットを頼んでいる時点ですっぱいというのもどうかと思いますが。
夜が明けると、遠くに広州タワーも見えました。
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左とか真ん中のではなくて、真ん中のちょっと右に遠くに頭が見えているのがそうです。
ということで、空港に戻ります。駅で前にいた女の子に切符の買い方を聞かれて教えてあげました。1ポイントゲット!
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きれいな空港です。

こんな勢いで書いていると本日は大連までたどり着けません。
続きは、明日以降。