シンガポール ダイジェスト2 2018年6月 五月天(メイデイ)コンサート

今回の主目的、五月天(メイデイ)コンサートについて
(シンガポール ダイジェストその1はこちら

(2020年1月26日)最近このページを見に来てくれる人がいるのは、きっと8月のシンガポール公演が発表されたからですね。なのに、写真がちゃんと貼られておらず、悲しいことになっていました・・・。写真を貼りなおします。
実は、去年の北京鳥の巣、正月の登桃園の最終日も行っているのですが、追って書きたいと思います。

改めて、五月天(メイデイ)について

Mayday – アミューズ オフィシャル ウェブサイト
https://baike.baidu.com/item/%E4%BA%94%E6%9C%88%E5%A4%A9/17011(中国語説明)

日本語オフィシャルサイトでは「1999年のデビュー・タイミング」とありますが、1997年に前身のSo Bandから五月天という名前になっており、2017年には結成20周年イベントもやっています。
「2012年4月には、史上初となる北京国家体育場(鳥の巣)で2日連続公演を開催。20万枚のチケットを即日完売。」というあたりで、凄まじさを感じていただければ。
現在のワールドツアー「人生无限公司世界巡回演唱会」(英名:LIFE TOUR)は、今回のシンガポール回が89回目。2018年1月7日の回の時点で226万人が参加しているとのことです。
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E7%94%9F%E7%84%A1%E9%99%90%E5%85%AC%E5%8F%B8%E5%B7%A1%E8%BF%B4%E6%BC%94%E5%94%B1%E6%9C%83

シンガポール支社へ出勤!

ツアー名の「人生无限公司」は「人生無限会社」を意味します。
直近のアルバム「自伝」に「人生有限公司」という曲があり、それをさらにちょっとひねっています。
Mayday (五月天) – 人生有限会社 / 人生有限公司 – KKBOX
で、このコンサートが会社なので、コンサートに参加することを中国語で「上班」すなわち出勤と言います。アンコールの掛け声は「加班!」(残業!)です。

直近の5月19日、20日にも武道館でコンサートがありました。
http://www.mayday.jp/life2018/
こちらにも参加したわけですが、海外のバンドが日本で行うコンサートとしての武道館というのは十分ステータスがあると思うものの、本気を出した大規模のライブを見たいという気持ちが盛り上がり、シンガポールまで出張(遠征)することにしました。ちなみに、今回のシンガポール回には”无限放大版”(無限拡大版)という名前が付いており、最大規模のステージが見られるだろう、というのが決定打となりました。

会場は、シンガポールナショナルスタジアム。駅から気合が入っています。

川沿いで、マリーナベイサンズを望む、立地的にも美しい会場。

入場はバーコードスキャンで、長い行列ができるということもありませんでした。

中に入ると、「これが埋まるのか~」とこの時点で早くも感動を抑えられません。

4万人の観客だったそうです。

そして、巨大なスクリーン。これが見たくてシンガポールまで来たわけです。

オープニング前に前座さん(失礼!充分売り出し中の歌手です)が歌うのは、朝礼。朝礼に間に合わない人たちが結構いてびっくり。

コンサートは、ショートフィルムから始まり、随時そのストーリーをはさみながら進みます。
さらに、曲によって、映像演出が凝らされます。
一番見たかったのが、「成名在望」。
雰囲気はオフィシャルビデオでも見られます。
Mayday五月天 [ 成名在望 Almost Famous ] 現場無限Life版 Official Music Video
これを生で見る、この人の海の中に自分がいる、それを体験したかったのですが、想像以上の迫力でした。
このビデオの映像だと、競技場を縦長に使っていますが、今回は横長に使っているので全体の幅が長いと思いますし、スクリーンの高さも大分高いと思います。

途中ゲストは、李宗盛。「僕のこと知ってる?」なんてトークしますが、超大物、かつ、五月天の父的存在。

さて、五月天のコンサートではファンは歌い放題に歌っているので、毎回声の限りで歌い続けます。
声も枯れたところで、最後の曲は、ファンと一緒にLaLaLaで終わるという流れです。
まず、本編終了が「人生海海」。アンコール前のいったん終了の儀式的なところが個人的には好きではなく、武道館の時にも、「アンコールは予定されているけど、まあ、いったん終了ね」という感じを受けていたのですが、今回はいったんきっかり終わらせる感じを受けました(気のせい?)。武道館の時にはあまり意識していなかったですが、この曲のスクリーン映像でスタッフロールが流れているのですね。ちゃんとした終了感があると、LaLaLaにも力が入ります。

アンコールに入ってから、「转眼」という曲では、メインストーリーの映画とは別に、この曲用のアニメーションフィルムが流れます。
ここでは、映像がメインで、本人たちは片隅で歌っているような形になるのですが、これも恐らく映画をこんな巨大なスクリーンで見ることはないだろうなという圧倒感がありますし、日本で見て分かっているストーリーなのですが、やはりしんみりさせる名曲ならではの名映像でした。

バラードの名曲が続き、「憨人」で第二の終了LaLaLa。台湾語なので、中国語を勉強していても字を見て歌うことはできないのですが、毎回のコンサートの終盤で歌われる曲なので、ファン歴を重ねてくると歌えるようにならざるを得ない曲です。LaLaLaにもさらに力が入ります。

そして、本当の最後のLaLaLa曲は「倔強」。おそらく、曲を作って歌っている阿信も、思い入れの強い言葉「倔強」。ファンもこれを待ってますので、最後渾身の力でLaLaLaを合唱し、燃え尽きます。

個人的にさらに好きなのが、メンバーが引き揚げ、観客送り出しの曲として「最好的一天」が流れるところ。今日が最高の一日だったな、と噛みしめながら会場を後にします。

最後に、最初の話に戻ってツアータイトル「人生无限公司」。
人生は有限なんだけど、コンサートに来て、無限な何かを捕まえて帰ってね、というメッセージだと思っています。
コンサート中のショートフィルムも「人生は有限だけど、友情は無限かもね?」というセリフで終わるのですが、今回のコンサート参加では、そういう気持ちを持つことができました。
日本からの出張者が、偶然の重なり等もあって、10人ほど集合。その時は「何ここ日本?」的な盛り上がりで爆笑していたのですが、改めて思い返すと、縁があってこんな場所に集まったのだな、感動的な集合だな、と思っています。

本当に行ってよかった、最高のコンサートでした。

(2020年1月26日)写真がちゃんと貼られていなかったお詫びとして(?)サービスショット。この日は花道のすぐ横で、手が届くくらいの位置に3人が来てくれたのでした。

 by カエレバ