Adobeの行く先

アドビ、3月1日付けでマルケトとの統合を完了(2019年3月6日)
https://www.adobe.com/jp/news-room/news/201903/20190306-adobe-marketo-integration.html

「この度の統合によりデジタルにおける顧客体験において、アドビがもつ分析、コンテンツ管理、パーソナライゼーション、広告、コマースといった様々なソリューションに加え、マルケトのリード管理およびアカウントベースドマーケティング技術を合わせて両社のお客様に提供することが可能になります。」

それに先行して
アドビ、Magento Commerceを買収
https://www.adobe.com/jp/news-room/news/201805/20180522-magento-commerce.html

Magento Commerce Cloudが組み込まれることにより、コマース機能がAdobe Experience Cloudにシームレスに一体化され、B2BとB2C両方の世界中のお客様に単一のプラットフォームを提供できるようになります。

両製品の位置づけ

https://www.adobe.com/jp/what-is-adobe-experience-cloud.html

Adobe Experience Cloudという製品群の中で
分析:Adobe Analytics
オーディエンスのプロファイル:Adobe Audience Manager
・・・
コマース:Adobe Magento
B2Bマーケティング:Marketo

そもそも、Experience Cloudの位置づけ

Creative Cloud:PhotoshopやIllustrator等の提供 一般的(昔からの)なAdobeのイメージ?
Experience Cloud:単一のクラウド基盤に統合された、「エクスペリエンスのための記録システム」
Document Cloud:Acrobat など これも昔からのAdobeイメージ

すなわち、昔ながらのビジネス領域でもクラウド化を進める中で、クラウド自体を基盤としたビジネスも展開し始めているということのよう。

所感

内容が分かりにくすぎる。
Adobe Analytics?Google Analytics的なことを意図しているのは分かりますが、具体的に何ができて、どういう仕掛けが必要なのか、一般情報から何もわからないのは、導入の検討のしようもないかと思います。

個人的には、ビジネス利用としては、Magento、Marketoがより充実したサポートが得られるようになることを期待しつつ、本当はその一つ手前に、CMSが主戦場としてあるべきで、Adobe Experience Manager Sitesがそこを担っているように思われますが、あまりにも情報不足なので、無料提供含めて利用者層を拡大するのが良いのでは。その際の強みは、デザインツールとの統合で、ビジュアル面に優れたサイト構築ができること、かと思います。
期待してます。