2005

2006年に向けて

会社の掃除はできませんでしたが家の大掃除は終わり、年賀状もとりあえず裏は決まり、2005年も終わろうとしています。 ふと、思い立って去年の12月のブログを読み返してみると、今と同じことを考えていて、おいら、あまり進歩ないかもしれません。 でも、それでも、面白いので再掲。 フレッシュネスバーガーの社長の言葉。 1軒しかないお店を1000軒つくれないか、というのが我々のビジョ ンなんです。だから、チェーン理論だと、食材を共通にするとか、 何かでシナジー効果を出そうとすると思うんですが、究極の姿とし てはチェーンじゃないというふうに最近思ってきています。 そしてそれを、タイムリーに提供する。原価は顧客が満足する価格よりも圧倒的に低く。 ところで、はてブ経由で知った梅田さんのエントリ、「『やめること』を先に考えよう」。 確かに、できることには限界があるのだから、これをしないといけないですね。 2006年は、会社でソロプログラミングはやめます。プログラミングをしなければいけないなら、必ず事前にペアプログラミングを計画する。他人をフォローするために一人残業してプログラミングということはしない。ACCESSできる人も確保する。ASPできる人も確保する。 そして、やりたいこと! 海外のプログラマ友達を作る! そのためには、語れる内容を持たないといけないし、語る時間も必要。ちょっと性格改善も必要・・・。 2006年もいろいろやっていきましょう!!

「デザイン脳を開く」

読んでからちょっと経ってしまいましたが、忘れないように。 デザイン脳を開く―建築の発想法 宮宇地 一彦 おすすめ平均 あなたの六感を信じさせます!建築だけじゃもったいない! Amazonで詳しく見るby G-Tools <p> ■建築における「問題対私たち の構図」<br /> 書院造においては、主従の上下関係をはっきりさせるための空間を作り出していたのに対して、茶室は本音の話をするための裏の場所として作られてきた、ということなのですが、そのための方式がなんと!<br /> 茶室での座り方は、亭主と客は互いに体の軸を斜めに交差させて座ります。横腹を見せて=スキを見せて座ることにより、信頼関係が生まれていたということです。<br /> さらにそのための方策として、壁と壁のぶつかる入り隅に視線を向けるとそれが美しい、というデザインを施すそうです(筆者の言葉では「入り隅絵画性」)。<br /> PFでは、入り隅がホワイトボードというわけですね。<br /> ■関心の分離・結合<br /> ゲーテの「形態学序説」に「分析的な研究をたえず続けていると、多くの欠点が生じてくる。生命ある存在を分析していけば、たしかに諸要素には到達できる。だが、この諸要素を集めたところで、もとの生命ある存在を再構成したり、生の息吹を与えることはできないのである」という言葉があるそうです。そして、ガウディはこれを愛読し、自然と直接対峙したデザインを指向したそうです。<br /> ここの分析をレベルアップするために分離して分析することは必要ですが、最後には結合されるわけで、それを忘れてはいけないですね。<br /> ■ユニバーサルデザイン<br /> ユニバーサルデザインという言葉がメイスさんという方が作った言葉というのは知りませんでした。7原則として体系化されているそうです。<br /> ①利用の公平性<br /> ②利用にあたっての高い自由度<br /> ③利用法が直感的に分かること<br /> ④与えられる情報の理解のし易さ<br /> ⑤利用ミスの許容<br /> ⑥無理な姿勢や力が要らないこと<br /> ⑦寸法と空間の包容性<br /> (参考)<a href="http://www.chiikikeikakusekkei.com/storehouse2.htm">http://www.chiikikeikakusekkei.com/storehouse2.htm</a><br /> ■経験<br /> デザイン目的を達成したと判断するのはいつか。図面が完成した時?建物が建設されたとき?完成した建物の中を歩いてみて予定通りの経験が確認できたとき?<br /> ■名前付け<br /> 樋口忠彦さんの「日本の景観」では、すばらしい風景に名前をつけて七つの型、1.秋津州(あきつしま)やまと 2.八葉蓮華(はちようれんげ) 3.水分神社(みくまりじんじゃ) 4.隠国(こもりく) 5.蔵風得水(ぞうふうとくすい) 6.神奈備(かんなび)山 7.国見山に分類しているそうです。<br /> 著者は、これを建築に生かしているということで、このように名前が付けられて分類されていることでイメージ発想に役立つということです。 </p> <table border="0" cellpadding="5"> <tr> <td colspan="2"> <a href="http://www.

S2Dao(.NET)覚書

MLにはもう少しまとまってから、ということで。 ・Selectの戻りがListだと、そこからDataReaderなりDataTableなりに持って行きにくく、それではGridView等にスムーズに連結しにくい。 →Select文そのものの返却もほしい また、.NET版独自に、IListだけでなくDataTableの返却もあってよいかも? もしくは、ListからDataTableに変換するユーティリティとか ・テーブルと対応するBeansを一々定義するのはやはり面倒。 そのためにツールを用意するというのもありだけど、できたらスキーマから取れる情報は書かなくてよい方向がよいかなと。 ・ASP.NETから使う場合、いずれにせよdiconは公開フォルダには置けないので、diconを相対パスで読むのではなく絶対パスで読むようにして、web.configにパスを書くのがよいような気が。 ・(Seasarとは関係ありませんが、ASP.NET2.0ではWebサイトの発行をやらないとbinができない??NUnitでのテストがしにくい・・・) ・日本語カラム名・・・(ボソッと) ・.Net2.0で動かしてみていますが、しょっぱなで「外部 DTD サブセットが認識できない」というようなエラーが出ていました。DTDを同じ場所においてURIを変更したりしてもダメだったので、とりあえず、DTDをdiconの内部に移したら動きました。ちょっと苦手分野なのでよく分かりません・・・。

SQL Server 2005 覚書

今日は色々いじってます。イブにやることでないような気はします。 ・2000のEnterprise Manager では2005のインスタンスは見えない ・2000のバックアップを2005に復元することもできない ・2000から2005へのインポートは特に問題なし ・nvarchar(MAX)のMAXとは?? ・↓こりゃすげー

「インクス流」(後編)

一気に読みました~ 前編では、三次元CADと光造型システムによる自動化がインクス流の本質かと思ったのですが、本質は、それを金型について行ったことでした。作るもののデザインと金型のデザインは別物で、金型のデザインから作成を自動化できないと大量生産につながらないというわけです。しかも、金型を高速で作ることで1分1金型を実現することが目標と言っています。すなわち、1分に1品種です。 モノを買う時に価格を考慮しない位に価格を下げるとブランドのような文化に価値を見いだすことになる。一方、瞬時に意思の伝達ができるようになったら、例えば画面をデザインしているはしからバックグラウンドで設計が自動的にできるようになったら、消費者も製品開発に関与できるようになる。BTOというレベルではありません。インクスはそういう世界を目指しているようです。 もっとも、消費者はiPod nanoは生み出せないと思います。それを生み出すということが設計者として私のやりたいことです。そのための時間を生み出すために、生産時間を短縮したいわけです。 ところで、こうなるとルーチンワークをする人は不要になり、その場合に彼らはより想像的な仕事ができるようになるということが言われます。この本の中にもありました。本当にそうかというと、ちょっとどうかなという気はします。はじき出されないように、常に準備は必要なのだろうと思います。 本当に熱い本でした。頑張らねば!!

「インクス流!」(前編)

今日の朝日新聞のbe on Saturdayで「インクス流」の著者、山田眞次郎さんが紹介されています。 ちょうど昨日まで読んでいた本を読み終わったので、「旬に遅れないように」積んであった中から順番を変えて、今日から「インクス流」を読むことにしました。 山田さんが三井金属時代にデトロイトで仕事をしている際、日米の時差を生かして交代24時間制を敷き、通常4日ほどかかる設計変更を金曜夕方の打ち合わせ後月曜朝に完成させるようなことをしていたというようなエピソードから始まっていきます。これは私も時々思います。昼開発して夜テストにすれば時間の無駄がないのにな、と・・・。 金型で大量生産するような製品の開発は、設計者が図面を描き、図面から試作職人が試作品を作り、金型職人が金型を作るそうです。このくだりでは、「設計の描いたいいかげんな紙の図面をもとに(設計者の方は誰でもこのことを自覚しているはずである)、試作や金型を作ってくれる世界一の職人さんが・・・」とあります。そしてこれを24ヶ月で20回行ったそうですが、これはXP祭りのEXPの話にあった試作工程でのXPを思わせます。とにかくフィードバックを繰り返してレベルアップさせていかないと本当に納得のいく製品はできないのだろうなと思います。で、紙の図面は所詮内部の意思連携のためのものだから力の入れ加減には相応の差があるのだろうなと思いました。結局紙の図面を不要にすることがインクス流になっていくわけですし。 さて、山田さんは最初三井金属で三次元CADを立ち上げたときは1年かかったそうですが、クライスラーではそれを3ヶ月で行ったそうです。その違いの一つとして設計者の役割の違いを挙げています。アメリカでは、設計者と、図面を書くドラフトマンは別で、ドラフトマンは必要とされる図面をかけなければ職を失うので、三次元に切り替えると言われたら必死でそれを習得しなければなりません。それに対して、日本の設計者は構想も練り、技術計算もし、打ち合わせも行い、図面も描くので、面倒くさい新技術を習得するよりもやり慣れた図面で仕事をしようとしてしまう、ということです。なるほど、そういう面はあるかもしれませんし、外部の契機というのは必要かもしれません。ただ、なおさら思うのはオープンソース等で自分の意思で改革をしようとする人たちがいるというのはすごいことだなと。 今日読んだ中では最後ですが、モノの売れ方の変化について書かれています。携帯にしろ、プレステにしろ、今年だったらiPodでしょうけど、モノが売れていないわけではなくて、ただ、商品のライフサイクルが短くなっている、携帯も車も半年たったら売れなくなってしまうという世界になっているということです。 すなわち「旬の瞬間、人がまだ持っていないモノ」でないといけないということです。 で、自分の仕事について。 例えば、今、超短納期、と言っても1ヶ月ですが、グループウェアのカスタマイズをしています。しかし、私の気持ちの中では、本当は3日でやりたい仕事だなと思います。というのはそれはあまり本質的な仕事ではないから。そういう仕事はパッと終わらせて、「旬」を突いていきたいわけです。 例えば、ブログを商売にできているか、というと全然できていない。流行語に選ばれたらあとは沈静化していくだけだと思いますが、1年前にもっといろいろできたのにと思うと歯がゆいです。 本の中で、しばしばITは産業ではなくエンジンだ、という話が出てきますが、そのとおりで、一部例外を除いて多くのITシステム構築は他社の産業を推進するエンジンを作っているわけです。本当に推進できる仕事をしていきたいと思います。 インクス流!―驚異のプロセス・テクノロジーのすべて 山田 真次郎 おすすめ平均 ビジネスマンに薦める一冊 ”ものつくり”における新たな指針を示した良書 ”ものつくり”のまったく新しい指針を見出した良書 すごい本だ! これこそ、日本のエクセレントカンパニー Amazonで詳しく見るby G-Tools

公共のデザイン~pen

今発売中のpen12/15号は「公共のデザイン」特集です。 以前書いたオランダのダッチデザインも爆発しています。 北欧系の紹介が多いのですが、そういう土地柄なのでしょうか。 買ってきてまだ読んでいないので、軽くご紹介でした。

制約理論(TOC)のインプリメンテーション

ザ・ゴールを読んでTOCに惹かれ、ザ・ゴール2、チェンジ・ザ・ルール!と読んできたわけですが、 ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か エリヤフ ゴールドラット 三本木 亮 by G-Tools <p> ぜひ、実践編を読みたいと思い、「制約理論(TOC)のインプリメンテーション」を読みました。 </p> <table border="0" cellpadding="5"> <tr> <td colspan="2"> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/494762745X/konnokiyotaka-22/ref=nosim/" target="_blank">制約理論(TOC)のインプリメンテーション</a> </td> </tr> <tr> <td valign="top"> <a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/494762745X/konnokiyotaka-22/ref=nosim/" target="_blank"><img src="https://i0.wp.com/images-jp.amazon.com/images/P/494762745X.09.MZZZZZZZ.jpg" border="0" alt="494762745X" data-recalc-dims="1" /></a> </td> <td valign="top"> <font size="-1">マーク・J. ウォッペル Mark J. Woeppel 小林 英三</p> <p> ラッセル社 2001-09<br /> 売り上げランキング : 258,886 </p> <p> </font><font size="-1"></font><font size="-1"><a href="http://www.