2008

有償稼働率

うちの言葉では直接率。 SIをやるのは正社員の終身雇用を守るため? SIの現場にいればわかるけど、いつも案件があるわけではないから、有償稼動していない時間というのは存在する。その有償稼動していない時間は、企業的にはできるだけ減らしたい。正社員をいっぱい抱えると、どうしても有償稼動していない時間が増える。だから、案件の状況によって変わる部分を下請けでカバーするという構造。 大きな仕事をやる分にはまだどこかにお願いすればカバーしてもらえるからいいですけど、2週間とか1カ月とかの仕事でいちいちよそにお願いしてられないです。そんな状況で、直接率をたとえば90%にキープしようとすると、90%に達するまでは仕事を受け入れ続け、緊急の割り込み仕事(商談支援・見積などが典型)が入ると、その個人は簡単にオーバーフローします。それでいながら、原価管理をプロジェクト単位で行いますので、他人に頼むオーバヘッドが大きいと判断すれば、かりにその人の直接率が低くても仕事を依頼するとは限りません。(不機嫌な職場ってまだ読んでませんが、こんなこと書いてますかね??) プロジェクトのコストを考えるときに、人件費中心で考えるのはやめられないですかね。仕事が少なくても人件費はかかるんです。と同時に、人間はいろいろな目的に使うことができるんです。自分たちの開発はそんなに完璧ですか?次の開発のためにやっておくべきことなんて山ほどありますよね?プロジェクトごとの原価管理なんてやってないで、個人も組織もレベルアップに時間を使わないと。それをやって自分たちがアウトプットするものの価値を高めていかないと、目先の直接率を上げたところで、総崩れですって。 単価ではなくて、自分たちが提供するものの価値を上げる。価値って言うと抽象的になってしまいますが、価値の一つの例はリリースまでの時間。今3ヶ月で提供しているものを3週間で提供できるようになれば、それは提供できるものの価値が大きく上がっています。そこまで来れば、直接率という概念で考えて40%くらいでも成り立つんじゃないかな、とこれは根拠レスですが。 大丈夫、そうなっても雇用危機にはなりません。「間接時間」でやるべきことはまだまだあります。これをやっておけば次の仕事は1年かかっていたものが1か月でできるようになる、ということであれば、そこに人を投入すべきです。 夢物語ではないと思っているんですけどね・・・ (まとめ) ・SIerの価値は、様々なSIを経験することによりアウトプットの価値を高めるところにある ・原価管理、特に人件費の管理を変えることにより、アウトプットの価値を向上させるための活動を充実させよう ・そのためにはまだまだこの業界、人は足りないはず   不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書 1926) 河合 太介 おすすめ平均 よりよいコミュニケーション環境を目指して 第5章、最終章がポイント 共感はしたけれど 本の主張には賛同できるが… 協力体制構築のヒントあり Amazonで詳しく見るby G-Tools

ドラッカーの泥へのスタンス

今さら参戦する気もないですけど、読み終わったので。 テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)) 上田 惇生 おすすめ平均 ぜひ読んで! 7000年後の課題にいかに対応するのか。 トホホ、ペーペーの及ぶところでは、なかったです 異色の切り口と感じました MOTの原点 Amazonで詳しく見るby G-Tools <p> やはりテイラーの話になります。<br />テイラーは熟練なるものは存在しないと断言しました。それまでは技術は長年の修行によって熟練させるものでした。それをテイラーは、すべての仕事は分析可能とし、方法に従って仕事をすれば誰でも第一級の賃金を得られるようになるとしました。<br />「生産」において生産性が向上したのは、別に機械のおかげではなく、知識を適用したからということです。 </p> <p> で。まず「生産」なのかという問題があります。そしてそれ以上に重要な問題が、知識を適用できているのかということです。さらに、適用しているつもりで硬直化させていないかということもあります。 </p> <p> 苦労は必要だと思いますけど、それは未来への投資としての苦労ですよね。ある意味気持ちの持ちようでもあるんですけど。 </p> <p> 最後のインタビューでの情報論もちょっと面白かったです。今のところ、情報のほとんどは組織やグループの内部のことについてのものだと。一番大事な市場や経営環境や技術変化についての情報は未整備のままであると。<br />しかし、2005年のインタビューの割にはちょっと古いような気もします。今は外の情報と中の情報が完全に分離してしまっているような気がします。どうしても中の情報が必要な時は、頑張って探しますが、しかし、基本的には何かを知りたいときは、まずGoogle。なぜなら中の情報は探しにくいから。だから知的作業の生産性が上がらないのではないかな。 </p> <p> &#8212;<br /><a href="http://www.accesstrade.net/at/c.html?rk=0100382v0044mz" target="_blank"><img alt="ビジネス+Bamboo パソコンに思いを書きとめよう。" src="http://www.accesstrade.net/at/r.html?rk=0100382v0044mz" border="0" /></a> </p>

Google App Engine SMS認証問題

喜び勇んで登録しようとするも Verify Your Account by SMS ページで認証エラー問題に引っかかる。 料金徴収につなげるためにこんな認証にしたんでしょうかね。

Light and Shade

実行委員として立候補しながら本当の意味で何もせず、当日も懇親会のみ参加という暴挙。 にもかかわらず温かく迎えて頂きありがとうございました。 正味時間と標準時間のお話とか、7日単位のイテレーションで移動平均とか、短時間で濃いお話を聞くことができ、感謝感激です。6.6に向けても頑張りますよ。 さて、今回思ったのが、「みんな悩んでる」。いろいろ活動していても、実はみんな悩んでるんだな・・・いや、逆だ! みんな悩んでいても、明るく活動している! 人それぞれ悩みはあるでしょう。けど僕みたいに頭が真っ白になってじめじめしていたら周りにまで不幸を広めてしまうだけ。 影があるなら光がある。なくすものさえない今がチャンス。Light and Shade!

自動テストのコスト

なぜ従来のテスト自動化ツールはアジャイルを抑えつけるのか やはりメンテナンス問題。思わぬところでノーマークなプロジェクトが赤くなって時間を取られるか放置してしまうかということも正直あります。

で思うに、あとで取り返せるからという理由でコストを掛けるのは無理がある。あとからもコストはかかるので借金だけが残る。なので今回で回収できるくらいで考える。 最近やっているのは、テストデータの作成を、SQLとして考えて、それを残す。SQLのメンテナンスは多くの人ができる。自動まで行かなくても、繰り返し実行ができる。検証も可能。手間は変わらないので借金を残さない。 画面入力は、本当に何度も繰り返すところはスクリプトを作る。自分でメンテナンスできる形のスクリプト。これも1日に10回×30項目くらい入力するならすぐに回収できますからね。画面変わってもすぐ直せる。 こんな考えだから大きな投資ができないのか。そこはちょっと別の問題として考えたい。投資の計画とは何か。ヒントは20%ルールみたいな話とか。


.NETでのDIコンテナ

Unity Application Block が、出てますよ、という記事。 http://www.infoq.com/jp/news/2008/04/microsoft-unity で、その中で「Scott Hanselman氏は.NETのDIコンテナプロジェクトについてリスト化を始めています。」ということでリンクされているのがこちら。 http://www.hanselman.com/blog/ListOfNETDependencyInjectionContainersIOC.aspx こういう時にSeasarが入ってこないのはさびしいですね。English Pageもあるのに。 (追記)入ってました。かるあさんありがとうございます~ で昨日はSeasar Conでしたか(過去形)。 ビデオ見ましょうか。 http://event.seasarfoundation.org/sc2008spring/Streaming (ちょっと重いですよね・・・)

App Engine 開発環境

まだ招待してもらえませんが、ぼちぼちたくらみ開始。 統合開発環境(IDE) まずここから。 PyScripter SPE IDE Pydev それぞれの紹介記事として、 Python開発統合環境の決定版! Python のスレッドについての資料と Python の統合開発環境 (IDE) – 傀儡師の館 Fomalhaut of Piscis Australis : [ python ] Eclipse に PyDev をインストールする など。 ぱっと見は、PyScripterがよいような気がする。きっとRubyにおけるRDE。しかし、ここはあえてPyDevにしてみます。macでもやるかもしれないので(たぶんやらないけど)、Delphiというのがやや残念。 Python Python は普通に最新の2.5.2 Eclipse PyDevを使うということは、Eclipse。起動してみると3.2でしたが、どうやら世間の皆さんは3.3.xのようです。特に使ってるわけでもないので、前に入れたものを最新版に入れ替えようと思ったのですが、All-In-One Eclipseは3.2.0ベースとのことで、しかもリンク先の様子がおかしい。ということで、今回はAmaterasIDE Installerにしてみます。 起動したら、PyDevの設定。 Fomalhaut of Piscis Australis : [ python ] Eclipse に PyDev をインストールする ITmedia エンタープライズ:Eclipse+PyDEV=Python統合開発環境 などを参考。 App Engine さらにApp Engine環境としてSDK。 http://code.google.com/appengine/downloads.html 最初の一歩 まずはこちらを参考に、超基本から。 http://builder.japan.zdnet.com/sp/google-app-engine/story/0,3800086196,20371257-2,00.htm と言いつつ、いきなり socket.error: (10013, ‘Permission denied’) というエラーではまりましたが、IISでポート8080を使ってしまっていたからでした。そちらを止めると無事画面表示ができました。 ちなみに、下記WARNINGは気にしなくてよいようです。 WARNING 2008-05-24 13:01:01,667 datastore_file_stub.

看美女

昨日の帰り際、Oくんに軽く中国語を教えてもらいながら、自分のGoogleReaderに登録してある http://www.cnblogs.com/beginner/ を眺めていたら、技術系ブログ集には異色な「看美女想到的」なる文字が。 内容は、美女をを見ると、心臓がバクバクし、脳があれこれ考えだすのは、オブザーバパタンみたいだね、ということの実装で、たわいもないといえばたわいもないのですが、タイトルに惹かれて翌日実行までしてみた自分が一番たわいないです。 パターンの説明はやはりこれが一番分かりやすい♪ http://www.hyuki.com/dp/cat_Observer.html –広告–