シンガポールダイジェストは今回が最後です。 (シンガポール ダイジェストその1はこちら、その2はこちら) BSジャパン 日経プラス10 イノベーションどう生み出す!?先進シンガポールの突破力 今回行く直前に、たまたまテレビ番組「BSジャパン 日経プラス10 イノベーションどう生み出す!?先進シンガポールの突破力」を観ました。 メモから抜粋すると ・スタートアップ支援企業(スタートアップハブ?) ・SPECTRUM https://www.spectrum.global/ ・thebridge https://thebridge-asb.com/ ・Plug-in@Blk71 NUSエンタープライズとの協業 ※シンガポール国立大学(National University of Singapore/NUS) https://www.worksight.jp/issues/538.html ・電動キックスクーターのシェアリングサービス「Telepod」 https://japan.cnet.com/article/35104102/ ・セントーサケーブルカーからの景色 などが、印象に残りました。 全部見てみたかったのですが、やはり1日では限界があり、SPECTRUMはビルの外観だけ、thebridgeとTelepodは見送りました。 SPECTRUM Bugis駅という比較的街中、ラッフルズホテルからもほど近く、良い立地のところに巨大な、そして特徴的な、きれいなビルが建っており、この中に入っているということです。
このビルだと、それなりの設備が期待できると思いますが、固定デスク一つ借りるようなプランで、600Sドルから。5万円ですか。 https://www.spectrum.global/memberships/ ただし、場所借りだけでなく、コンサルティング的なものも含まれるようです(経済情勢レポートとか、イベント参加とか)。 シンガポールでも色々あるわけですが、ちなみに東京と比較してみましょう。 東京のスタートアップハブ まず、スタートアップハブという名前を掲げて、SPECTRUMとも同様のサービスを提供していると思われる、Startup Hub Tokyo。 https://startuphub.tokyo/ 「Startup Hub Tokyoは東京都からの委託を受けて株式会社ツクリエが運営しています。」とあり、Webサイトも、東京都中小企業振興公社がやっているTOKYO創業ステーションのサイトに紐づけられています。TOKYO創業ステーションとしても、コンサルティング、セミナー開催、施設提供を行っていますが、その関係性は分かりにくい気がします。 それはさておき、内容としては、部屋貸しではなく作業スペース貸しのイメージでしょうか。会員制サービスですが、会費は基本無料という太っ腹。保育サービスもありますよ、とこの辺は何がStartup Hub Tokyoのサービスで、何がTOKYO創業ステーションのサービスなのかわかりにくい… と見てると、むしろ、TOKYO創業ステーションの方がSPECTRUMに近いか。こちらは、施設提供という面では、現時点で5カ所のオフィスの情報を提供し、補助を行ったりもしています。現在入居者募集中の白鬚西R&Dセンターというところを見ると、貸付料:毎月支払総額27,090円~95,131円とありますので、金額的にはデスク一つ5万円よりは割安なのかもしれません。 あるいは、レンタルオフィス、コワーキングスペースという切り口で探してみても、同様のサービスが見つかるかもしれません。 例えば、ビジネスエアポート。 スペース貸し、部屋貸し、両タイプありますが、例えばスペース貸しだとこんな感じ。 https://business-airport.net/share_work_place/ さらに言えば、Yahoo!のLODGEなんかも、目的は同等で、無料キャンペーン継続中です。 最初に5万円という基準を持って各所見てみると、割と東京で受けられるサービスもリーズナブルなのでは、と思えてきます。 その他の地域のスタートアップハブ 日本の各地のサービス 探してみると、こういったサービスに力を入れている自治体も多いようです。 一例として、宮崎市。 http://www.miyazaki-cci.or.jp/support/ 会員の種類によって期間が変わりますが、施設無償利用等できるとのこと。 http://www.miyazaki-cci.or.jp/support/news/2018/04/post-19.html カナダ 今回帰りの飛行機用に買った雑誌「Inc.」。 https://www.inc.com/ Webサイトのタイトルが「Small Business Ideas and Resources for Entrepreneurs」となっている通り、スタートアップ向け情報満載です。 そして、その中の記事で取り上げられているのが、カナダ。ニューヨークやサンフランシスコより安いよと。