PayPal決済の導入

WooCommerce・WCFM Marketplaceサイトに、PayPal決済を導入します。

お金の動き

WooCommerceとして、こういうのを本当は簡単にまとめて欲しいわけですが・・・まず、購入者がPayPalを使って支払う、この支払われたお金は、どこに行くべきか。
WooCommerceだけで考えるなら、このサイト開設者=店舗なので、そこに行けば良いわけですが、Marketplaceの場合は、基本的には店舗に行きつつ、システム利用料(コミッション)がサイト開設者に行くべきとなります。
で、最終的にはそうなのですが、では、具体的にPayPalの設定は誰のアカウントで設定すべきなのか。店舗ごとに設定するのは大変ではないですか?と考えると、開設者のアカウントで設定し、一旦開設者に支払われた後、店舗に利用料を差し引いた分が支払われる?
そんなことを考えながら、進めます。
上記の予想から考えると、サイトとしての設定はWooCommerceとしてやるべきだろうということと、WooCommerceの方が情報が多いので、それをやってみましょう。

WooCommerceのPayPal設定

ダッシュボードから、WooCommerce→Settings→Paymentsと進むと、支払い方法を選択する画面になります。

たくさん・・・Paypalは二つ、Stripeはたくさん・・・
さて、PayPalには、PayPalという、いわゆるPayPal Standardと、PayPal Checkoutというものがあります。
この違いは何か。
開発者向けTOP(導入方法・技術情報)-PayPal(ペイパル)
https://www.paypal.com/jp/webapps/mpp/developer
このページの「簡単決済ボタン」と「API決済」に対応するということですね。
簡単決済は、いったんPayPalサイトに飛んで行って戻ってくるタイプ。
API決済はどこまで裏でできることになるか分かりませんが、「よりセキュリティーが高く、画面遷移が少ないため、成約率のアップが期待でき、カゴ落ち率の減少に貢献します。」とのことです。

PayPal Standard(簡単決済ボタン)

とりあえず、簡単そうな方から。

Payment methods画面のPayPalの文字、または右端のSetupボタンから、設定画面に移動します。

「PayPal email」に、PayPalサイトの「Sandbox Accounts」で確認した、BUSINESSのアドレスを登録します。
そして、「PayPal sandbox」にチェックします。
「Receiver email」にもBUSINESSアドレスを登録。
「PayPal identity token」は、PayPal画面で確認。
Sandboxのダッシュボードの右上歯車アイコンで、アカウント設定画面に入ります。

左メニューから「アカウント設定」→「販売ツール」→「ウェブサイトの設定」で、
「ウェブペイメントの設定」という画面に入ります。

ここで、自動復帰:オン、復帰先は、サイトのトップにしてみます、そして、支払いデータ転送:オンにすると、IDトークンが表示されます。

あまり日本語情報ないなと思っていましたが、こちらが参考になりました。
https://e-yota.com/webservice/wooccommerce_paypal_standard_payment/

いったんは、これで動作するのではないか、ということで、試してみます。
商品をカートに入れて、支払い画面に遷移すると、注文者情報入力欄の右側に、下記のようなエリアが現れます。

・・・おっと、これだと配送方法が決定できず、支払いに進めませんので、先にそちらの設定をします。